医療用極細ステンレスパイプ

長年の経験と卓越した高精度生産技術

ダイナオックスのグループ企業、株式会社富士精工は、医療用注射針やカテーテルに使用される極細金属パイプにおいて日本最大級のメーカーであり、また世界のトップサプライヤーの一つです。

30年以上にわたり、世界の医療機器メーカーから、医療用極細金属パイプで絶対の信頼を得ています。会社設立以来、富士精工は極細薄肉金属パイプの製造に特化して参りました。この分野に特化したことが、他社のまねできない医療業界の見識を得ることを可能にし、世界中の専門家の方々から信頼を得ることに繋がっております。

グローバルにサポート

ステンレスパイプの造管から極細薄肉パイプへの引抜き、組立、検査まで、全体を通した管理体制により、製品の細部にわたり、医療業界の高精度な基準に対応します。この高精度生産技術を持つことは、お客様のどのようなニーズにもお応えできることを意味しています。

グローバルメーカーの大量生産品でも、また開発中の特注品であっても、高品質で、信頼できる高性能製品を、サイズは外径0.18mmから3.4mmまで、針ゲージ規格で10ゲージから34ゲージまで対応しています。

富士精工は静岡県富士宮市と栃木県矢板市の工場から、世界14ヶ国32ヶ所のお客様へ製品を供給しています。アメリカ、中国、香港の営業拠点を通じ、お客様へスムースで効率的なサービスを提供致します。

注射針ゲージ規格

皮下注射針には様々なサイズがあり、外径をゲージで、肉厚と長さを実寸で表示します。

より小さいゲージ数はより大きい外径を示し、内径はゲージと肉厚によって決まります。

以下のチャートはレギュラーウォール(標準的な肉厚パイプ)とティンウォール(薄肉パイプ)を表示しています。ティンウォール(薄肉パイプ)は、同一ゲージ(外径)でもレギューラーウォール(標準的な肉厚パイプ)よりも内径が大きくなります。

パイプ仕様 (BASED ON ISO 9626:2016[E])

MILLIMETERS

 

内径

ゲージ

公称寸法

外径

標準肉厚

   薄肉厚

極薄
肉厚

超薄
肉厚

G

Millimeters

Min

 

Max

Min

 

Max

 

 

Min

 

Max

Min

Min

10

3.40

3.300

3.500

2.500*

2.818

 

 

2.819

3.000

 

 

11

3.00

2.950

3.150

2.200*

2.463

 

 

2.464

2.750

 

 

12

2.70

2.650

2.850

1.950*

2.234

 

 

2.235

2.450

 

 

13

2.40

2.300

2.500

1.700*

1.955

 

 

1.956

2.160

 

 

14

2.10

1.950

2.150

1.500

1.599

 

 

1.600

1.726

1.727

 

15

1.80

1.750

1.900

1.300

1.459

 

 

1.460

1.559

1.560

 

16

1.60

1.600

1.690

1.100

1.282

 

 

1.283

1.389

1.390

 

17

1.40

1.400

1.510

0.950

1.155

 

 

1.156

1.243

1.244

1.276

18

1.20

1.200

1.300

0.790

0.909

 

 

0.910

0.040

1.041

 

19

1.10

1.030

1.100

0.648

0.749

 

 

0.750

0.849

0.850

0.891

20

0.90

0.860

0.920

0.560

0.634

 

 

0.635

0.686

0.687

0.713

21

0.80

0.800

0.830

0.490

0.546

 

 

0.547

0.609

0.610

0.645

22

0.70

0.698

0.730

0.390

0.439

 

 

0.440

0.521

0.522

 

23

0.60

0.600

0.673

0.317

0.369

 

 

0.370

0.459

0.460

 

24

0.55

0.550

0.580

0.280

0.342

 

 

0.343

 

 

 

 

25

0.50

0.500

0.530

0.232

0.291

 

 

0.292

 

 

 

 

26

0.45

0.440

0.470

0.232

0.291

 

 

0.292

 

 

 

 

27

0.40

0.400

0.420

0.184

0.240

 

 

0.241

 

 

 

 

28

0.36

0.349

0.370

0.133

0.189

 

 

0.190

 

 

 

 

29

0.33

0.324

0.351

0.133

0.189

 

 

0.190

 

 

0.240

0.265

30

0.30

0.298

0.320

0.133

0.164

 

 

0.165

 

 

0.190

0.240

31

0.25

0.254

0.267

0.114

0.124

 

 

0.125

 

 

0.146

0.176

32

0.23

0.229

0.241

0.089

0.104

 

 

0.105

 

 

0.125

0.146

33

0.20

0.203

0.216

0.089

 

 

 

 

0.105

 

 

0.125

 

34

0.18

0.178

0.191

0.064

 

 

 

 

0.091

 

 

0.105

 

 量産中
 顧客と協力して開発された特注製品仕様
* 肉厚が0.350mmより大きい場合:加工材料を外注入手
青字部分は富士精工の社内仕様であり、 ISO 9626:2016(E)で規定されていません。

社内標準仕様 (特別な要望がない場合)

 

標準公差 (µm)

パイプ長さ

最長:2.2m 公差 ± 20mm

 

ゲージ

外径 ±

内径 ±

最小肉厚

端部切断

標準仕様:ラフカット、特別仕様:丸切り

 

10 – 19

20

20

100

洗浄

外面、内面洗浄実施

 

20 – 23

10

15

70

欠陥検査

ピンホール検査実施

 

24 – 29

10

15

60

外観検査

全数外観検査実施

 

30 – 32

8

10

50

株式会社富士精工
 <本社>
 〒418-0111 静岡県富士宮市山宮860-6
  TEL:0544-58-5164 / FAX:0544-58-5157
<矢板工場>
 〒 329-1579 栃木県矢板市こぶし台7-1

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