液状シリコーンゴム

■ はじめに

シリコーンゴムはその化学的安定性を土台とした安心・安全なゴムとして、医療業界や食品業界をはじめあらゆる分野に用途が広がっており、現在ますます世界的に需要が高まっている素材です。

中でもLSR(液状シリコーンゴム)は、成型について専用の設備を必要とすることから、現在の主流の固形シリコーンゴム(以降ミラブルゴム)と比較するとまだまだ及ばないものの、ミラブルゴムではできないような形状の表現や生産性を発揮できることから徐々に使用量、事例件数ともに増えてきており、将来的にはこちらが主となるであろうというのが業界における共通認識になりつつあります。

 LSRのメリット  …薄肉成型に向く。厚肉成型に向く。高い生産性(ハイサイクル)
 LSRのデメリット …専用の成型設備が必要。金型がミラブル用に比較して高価

■ ダイナオックスがご紹介するシリコーン材料

このような市場背景を受け、ダイナオックス株式会社はこの度、中国最大のシリコーンポリマー製造メーカーであるスクエアシリコン社と提携し、同社の液状シリコーンゴム材料を日本のお客様向けに専売させていただくこととなりました。

スクエアシリコン社は2002年に中国で最初のLSR生産工場として創業しました。現在では中国国内のリーディングカンパニーとしてDaw社(米)、Momentive社(米)WACKER社(独)、Shin-Etsu社(日)に比肩する企業として認知されております。また2019年の春に新工場を竣工したことで、名実ともに中国で最大生産量を誇るポリマーメーカーとなりました。
同社の材料は現在ではアジアはもとよりアメリカやEU諸国などに広く使用されており、高い品質安定性が評価され着実に生産量を増やしております。日本においても徐々に使用実例が増えてきております。 

同社製品を日本の皆様にご紹介できることを、弊社としても大いに喜ばしく考えております。

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