金属ローラー表面にコーティング処理を施すことにより、表面摩擦力を制御する事が可能です。
弊社でのアルミローラー表面のコーティングによる摩擦力の制御について、以下に具体例をご紹介させていただきます。
アルミローラー表面に対し、より摩擦力を向上させるコーティングと、より摩擦力を低減させるコーティングがあります。
摩擦力向上にはウレタンコート、摩擦力低減にはフッ素コートが一般的です。
1.摩擦力向上
摩擦力を向上させるコートとして、ウレタンコーティングを施す方法があります。
ウレタンコート材料の種類、発泡ウレタン材料等のコーティング材料選択により、摩擦力レベルを使用ニーズに合わせ、制御する事が出来ます。(下図参照)
【応用例】中間転写ベルト駆動ローラー等
2.摩擦力低減
摩擦力を低減させるコートとして、フッ素コーティングを施す方法があります。
フッ素コーティングを行うと、摩擦力を低減させる事ができます。同時に、ゴミ等の付着を低減させる防汚効果も期待できます。
また、フッ素材料に微粒子を添加することにより、より一層の摩擦力低減、防汚効果の向上が期待できます。
使用ニーズに適合した、コーティングの選択が可能です。(下図参照)
【応用例】:デカーラーローラー等
3.各種コーティングローラーのご紹介
弊社では各種コーティングの検討を行っております。
下記に開発製品のご紹介をさせて頂きます。
(当社グループ Dongguan DS Metal Works Co., Ltd. による)
●発泡ウレタンコート(非導電、導電)
摩擦係数が高く、高摩擦力が必要な用途に有効です。 また、弾性があり、摩擦力の耐久安定性も確保出来ます。 |
●ウレタンコート(非導電、導電)
摩擦係数が高く、高摩擦力が必要な用途に有効です。 |
●フッ素コート(非導電、導電)
非粘着性、耐熱性が必要な用途に有効です。 |
●ビーズコート(非導電)
ビーズ粒子によるスペーサー効果により、紙粉等によるコート表面の防汚に有効です。 |
●セラミックコート(非導電、導電)
グリップ力、耐摩耗性が必要な用途に有効です。 |
コーティングに関してご要望がありましたら、どうぞお気軽にお問合せください。
皆様からのご用命をお待ちしております。